6月は梅雨が到来し、ジメジメ蒸し暑くなってきます。
そして、衣替えの時期でもあります。
日本では毎年6月1日と10月1日に行われることが多く、2周間~1ヶ月間かけて移行していきます。
衣替えは習慣です。ではいつから習慣として行われ始めたのか?
それは平安時代の宮中行事から始まったと言われています。
中国の風習にならって、旧暦の4月1日と10月1日の年2回、夏服と冬服を替えており、これを「更衣(こうい)」と呼んでいました。
そして、これらの日に服装を替えると縁起が良いと考えられていました。
他にも、厄払いの意味もあり、各地の神社では、4月と10月に行われる「更衣祭(ころもがえまつり)」という神事があります。
「更衣」という言葉は、他にも天皇の着替えを役目とする女官の役職名でもありました。
後に天皇の寝所に奉仕する女官「女御」に次ぐ位となったことと、「更衣」自体が宮中行事ということもあり民間では「衣替え」と呼ぶようになったそうです。
また、4月1日といえば「四月一日」という苗字をご存知でしょうか?
読み方を「わたぬき」と読むようです。
理由は4月1日が綿入り(綿を入れた着物)を脱ぐ日だったことに由来するそうです。
最後に収納についてですが、湿気は下に溜まりやすいです。
なので、上段には大切な服やデリケートな衣類(絹・カシミヤなど)を収納し、中段には虫や湿気に弱い衣類(ウール・ポリエステルなど)を収納し、下段は湿気に強い衣類(綿・麻など)の順番で収納すると良いでしょう!
しまい込む前には洗濯するのは忘れずに!
今年になり、もう半年経ちます。
衣替えをし、新たな気持ちで今年の半分を楽しく過ごしましょう!
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