9月もそろそろ終わりということで、秋らしい天候の日も増えてきましたね。

ところで皆さんは、夏だけではなく、秋にもお祭りがあることをご存知でしょうか。
通称“秋祭り”は、作物の収穫を感謝しお祝いする意味が込められています。

今回は日本の珍しい秋祭りをいくつかご紹介いたします。

まずは、沖縄県宮古島で行われる祭り「パーントゥプナハ」です。
こちらは2019年にユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録された伝統あるお祭りです。
祭りの内容ですが、パーントゥという泥だらけの神様が島の集落を徘徊し、逃げ回る人々にを塗りたくっていきます。子どもも例外ではなく、泣き叫ぼうが容赦ありません。
そして新築や赤ちゃんが生まれた家にはパーントゥが入っていき、当然泥を塗りたくります。ちなみに警察官も関係なく塗られるそうです。

続いては、同じくユネスコ無形文化遺産に登録されている、佐賀県唐津市で行われる「唐津くんち」という祭りです。
くんち」とは供日が語源で、収穫を感謝し神様に作物をお供えする日のことです。
曳山祭りのひとつで、14台の豪華で迫力のある曳山(山車)が巡行します。観客も曳手とともに「エンヤ!エンヤ!」と掛け声をかけることで一緒に盛り上がれる祭りです。
唐津観光協会のホームページには14台の曳山の写真を掲載しているので、興味ある方は是非ご覧ください。

最後は、三重県伊勢市にある伊勢神宮で行われる「神恩感謝 日本太鼓祭」です。
2000年の歴史があり有名な神社である伊勢神宮に全国から太鼓打ちが集まり、感謝の思いを太鼓に乗せ、神様に奉納します。古くから日本では太鼓を打つことで、息災や五穀豊穣を祈りました。
伝統の和太鼓を多くの有名な太鼓打ちの方々の演奏で聴けるのはこの祭りだけかもしれません。

調べてみると秋に開催されるお祭りにはたくさん種類があることがわかりました。
今年は新型コロナウイルスの影響でお祭り自体が中止になることが多いので、写真や映像を通して秋祭りを堪能してみるのも楽しいかもしれませんね!

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