10月になると、様々な秋の旬がとれ頃になります。
銀杏もその一つです。

収穫の時期は地域によって違います。関東だと9月頃から11月下旬が収穫期です。
10月になると、銀杏の木であるイチョウも葉が綺麗な黄色で色づき、目でも楽しめます。

イチョウの花言葉は「荘厳」「長寿」「鎮魂」で、静かで厳格な印象の花言葉が付いています。

銀杏はとても独特な匂いを発します。この匂いが苦手な方もいらっしゃると思います。この匂いのもとは、皮の部分に含まれるエナント酸と酪酸が原因で、熟した時に発生します。
酪酸は腸内を弱酸性にし、悪玉菌の発育を抑制する働きがあるとされています。

イチョウの木には、雄株と雌株があり、雌株にしか実がならないそうです。この時期に匂いがしないイチョウは雄株で、実がなりません。
景観のためにイチョウの並木道を植えているところは敢えて雄株を植えていることがあるようです。

日本で銀杏の名産地は、愛知県で出荷量は全国一位です。通常の銀杏より一回り大きい「祖父江ぎんなん」が有名です。

また、銀杏には中毒性があります。成人の場合40〜300個、小児の場合7〜150個とされており、大人でも健康状態によっては5〜6個で中毒症状が出ると言われています。

美味しくてついつい食べすぎてしまいますが、くれぐれも銀杏の食べ過ぎには注意しましょう。

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