ラシエでは精神障害や知的障害の方が多く通っておられますが、街中の障害者の方のための工夫を改めて見つめなおしてみたいと思います。
身体障害者のための表示など、何回かに分けてご紹介していきます!

初回は、「バリアフリーユニバーサルデザイン」についてです。
言葉自体は知っているけど、意外と知らない言葉の意味を解説します!

バリアフリーとは
日常生活や社会生活における物理的、心理的な障害や、情報に関わる障壁などを取り除いていくことをいいます。
高齢者や障害者にとって安全かつ、住みよい社会を作るために、近年注目されている概念の事です。

ユニバーサルデザインとは
障害の有無、年齢、性別、国籍、人種等にかかわらずさまざまな人々が気持ちよく使えるよう都市や生活環境を計画する考え方のことです。
障害の部位や程度によりもたらされるバリア(障壁)に対処するバリアフリーデザインに対し、すべての人がある時点で何らかの障害を持つことを発想の起点にしています。
従来のバリアフリーの概念とは異なる「多くの人が利用可能であるように製品、建物、空間をデザインすること」をユニバーサルデザインとして定義付けられています。

「多くの方に使いやすいものを作ってあげよう」というユニバーサルデザインの思想には『心のやさしさや思いやり』があります。また、「障害者、高齢者等が安全に円滑に利用できるだれもが住みよい福祉のまちづくり」を行うバリアフリーにも『心のやさしさや思いやり』があります。
この共通する『心のやさしさや思いやり』の精神は、「すべての人を個人として尊重し、思いやりの心を持って助け合う態度を育て、共に生きる人間の心の育成を目指す」福祉のこころの育成に通じているのです。
このように、バリアフリーとユニバーサルデザインとは、異なる考え方に基づいて生み出されたものではありますが、両者とも、すべての人が「福祉のこころ」をもつことにより、ハード事業だけでは足りない部分を補うという点では、共通していると言えます。(出典:U/Bプラザ

 
近年、社会高齢化に伴いバリアフリー・ユニバーサルデザインのモノが増えています。
二つの言葉の意味を知ることで日常生活をより有意義に過ごすことができます。

この二つの言葉も関係するさまざまな工夫を紹介していきます!次回更新をお楽しみに!

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