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今年も大掃除をする時期が近づいてきました。
大掃除には歳神様を迎えるだけではなく、一年分の汚れを除去し、新年を新たな心持ちで始められるようにする意味もあります。
学校行事で学期末になどに一斉に行う掃除も大掃除と呼ばれます。
近年は掃除用具の多岐や高機能化により、日ごろから多くの場所を掃除できるようになった為か、大晦日前の住宅街等での家族総出で大掃除する光景をあまり見なくなり、大掃除をしない家庭も増えてきました。
これは常に掃除し、汚れをすぐに綺麗にしておけば大晦日前に慌てて掃除する必要はないという考えのようです。

日本には古くから煤払い(すすはらい)と呼ばれる年中行事があり、いわゆる大掃除の事です。
現在でも、神社仏閣においては煤払いと称して歳末の恒例行事となっています。
通常の箒や叩きが届かない建物や仏像の高所は、先に笹の葉を付けるなどした長さ数メートルの竹で浄める事が多いです。
煤払いは本来、旧暦の12月13日に行われており、それは徒弟などの奉公人が新年に里帰りできるよう、旅路の時間を考慮したからです。

江戸時代には煤払いを終えると、冬場の重労働後の滋養強壮と長寿祈願を兼ねて「鯨汁(クジ汁)」が日本各地で食されていた事が、数々の川柳や書物、物売りの記録に残されており、その習慣は広く一般に普及していました。
江戸時代(中期以降)の大掃除では、掃除中に見つけた浮世絵や瓦版をついつい読みふけってしまう、といった和やかな一面もあり、商家では煤払いが終わると、誰彼構わず胴上げを行うのが習わしとなっていました。
また、老人や病人、子供など掃除に参加しない者は、掃除を行っていない部屋に避難するか、外出して掃除の邪魔にならないようにしていたようです。

日頃からの掃除に加え、普段なかなか掃除できないところをきれいに掃除して、来年に向けて準備を行っていきしょう☆

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