この時期になると、各地で「開山祭」が行われます。
登山をされる方は心待ちにされていたのではないでしょうか？

開山祭は「山開き」の際に、登山者の安全を祈願するために行われる宗教的な行事です。

山開きとは、登山者に山を開放することです。

山によって山開きは異なりますが、3月末～7月初旬に行われます。
富士山は7月が山開きですね。

昔から日本では山には神様がいると考えられており、信仰の対象でした。
神聖な山＝霊山とし、修行僧や徳の高い僧侶などしか入山が出来ず、一般の方は入ってはいけない聖地でした。

しかし江戸時代になると、一般の方々にも霊山にて神様に拝みたいと思うようになり、期間を定めて登山することを許されるようになりました。
その頃から、登山開始と安全祈願をする儀式として開山祭を行うようになりました。

日本には「日本三霊山」と呼ばれている山が存在します。
「富士山」「白山」「立山」が日本三霊山と呼ばれています。

支援員Kは登山と聞くと小学校の遠足を思い出しますが、大人になってから行くと、また違った景色の見え方や気付きもありそうですね。

山登りに行かれる際には開山祭での祈願も大切ですが、何よりまず準備が大切です。
安全で楽しい登山にしてください！